告別式が終わってから、故人の大切なイベントが法要です。法要のイメージと聞くと、逝去日から1年後の1回忌が印象に強いのではないでしょうか。○回忌やりましたのはがきを受け取ったことのある人もあるでしょう。
では、法要は1回忌からかというと違います。実はもっと大切な日が告別式終わってからあと、すぐにやってきます。あんだけ喪主は通夜・告別式とドタバタしていたのに、またやってくるのかという感じがしますよね。
すぐってどれくらいかというと亡くなってから1日目として通算7日目にやってきます。一番最初の法要は、7日目の初七日法要と言われるものです。今回は、思ったよりも早くやってくる初七日法要について詳しく解説していきます。
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初七日法要とは何か?
初七日法要は、故人が亡くなってから最初の法要となります。なぜ初七日なのかというと、三途の川に関連しています。
三途の川というと、死者が白装束を着て渡ってこの世から去るといわれるあの三途の川です。実は、初七日に三途の川のほとりに到着してこれから渡っていこうというときです。
三途の川は、イメージ上穏やかな川として描かれることが多いのですが、実際どんな川を渡るのかは裁きによって決められます。激流か急流か緩流かは自分では選べないのです。
初七日法要はいつやるのか?
初七日法要は、最近では告別式の後にやるイメージが印象にあります。祖父の葬儀のときにも、告別式と初七日法要はセットでやりました。
しかし、初七日法要と告別式が同じ日にやるものとなっていたのはごく最近です。しかも告別式が終わってから、法要に出られない人は、高齢者にとってまた遠方から来るのは負担になるという思いから、同日に行われるようになりました。
本来の初七日法要はいつやるのでしょうか。
逝去日を1日目として7日目に行う
初七日はいつなのかというと、逝去日を1日目として7日目に行います。例えば3月1日に亡くなったとしましょう。初七日は3月1日を1日目とするので、初七日法要は3月7日に行われます。
日程によっては、翌月になることもあるので、わからない場合は、葬儀社に確認するといつか教えてもらえます。大体は、告別式と同じ日にすることが多いのであまり気にしなくなりました。時代の流れでしょうか。確かに、高齢者にとって葬儀が終わって間もないのに法要は体力的にも酷となります。
祖父の葬儀の際にも、多くの高齢者が参列してくださいました。中には足が悪く遠方から来られた方もいるので、配慮して初七日法要は告別式が終わってから行いました。実際は違うし、故人には申し訳ないのですが、やはり遺族の配慮を優先して負担にならないようにすることも大切です。
初七日法要の流れとかかる時間
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では、実際初七日法要はどのようなことを行うのでしょうか。大きく分けて○つに分かれます。最近では、初七日の前に告別式を行うことが多くなりましたが、ここでは割愛します。
読経
初七日法要は、まず告別式と同日の場合別室で行うこともあります。祖父の葬儀においても初七日法要の場合は、斎場とは別室に移動しました。
移動したら、そのまま僧侶の読経が始まります。読経には、宗派によりますが、全員で読経するものもあります。
焼香
読経の最中に、焼香が入ります。焼香は簡素に行われます。別室の会場が狭い場合は、わざわざ立ってすることもないので、焼香が回ってきたら、宗派によって異なりますが遺族や遺影に一礼の部分が省略されます。
祖父の初七日法要のときには、親族から順番に焼香が回っていき座ったままで行いました。終われば次の人に焼香を回すというイメージです。焼香は、遺族や遺影に一礼する部分が省かれて行います。前の人の真似をしていれば大丈夫です。
読経と焼香で合わせて人数にもよりますが10分から20分前後くらいで終了します。読経が終わると出棺、火葬とある場合もあり、このまま精進落しという流れもあります。
初七日法要はどこで行われるのか
では、初七日法要はどこで行われるかです。最近では、告別式と同日に行うことが多いので、葬儀社の斎場の別室で行うパターンが増えてきました。しかし、必ずしも葬儀社でやらないといけないものなのかというと拘る必要はありません。
が、便宜上葬儀社でやるほうがスムーズに進むことのほうが多いです。特に移動距離に関しては歩いてでも近い距離にある場合が多いので、高齢者でも車椅子でも移動が楽になっています。配慮の点からでも葬儀社で行う人が増えてきています。
初七日法要をきっちりするときには、自宅で行う人もいます。自宅で行う場合には、葬儀社の会場費が安くつくためです。費用面で考えると自宅のほうが安く付きますし、余裕が持てます。移動距離に難がありますので、車を停める場所がない場合は、自宅は止めておいたほうが無難です。
祖父の初七日法要のときは、葬儀社でやってよかったと思います。というのも自宅に車を止める箇所がなかったので、高齢者には不向きと判断したからです。
まとめ
- 初七日法要は、本来ならば逝去日を1日目とし7日目に行われるが、便宜上告別式と同日に行われることが多い
- 初七日法要の流れは読経と焼香のみ。あとは告別式の順番上出棺・火葬があったり精進落しがある場合があります。時間は読経と焼香で15分程度(人数による)
- 初七日法要は、葬儀社で行われることがほとんど。しかし、自宅でも行うことができる
初七日法要の説明をしてきました。最近では、告別式と同日に行なわれることのほうがほとんどです。しかし、本来の意味は、逝去日を1日目とし7日目に行います。まさか三途の川に関連するとは驚きを隠せません。
今後も告別式と同日に行われる傾向が続きそうです。
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