葬儀の途中で、香典を頂いた方の名前が読まれるシーンがあります。実際祖父の葬儀のときにも香典を頂いた方の名前が読まれましたふと自分の会社の名前が読み上げられると一瞬焦ります。
会社から香典もらった。一体どういう対応をすればいいのか、お返しはどうするのか悩みます。実際祖父の葬儀の際に自分の会社の名前が読まれ相当焦っていました。
特に会社の就業年数が浅い人の場合は結構な問題となっています。今回は会社から香典を頂いた場合香典返しは必要なのか、会社の香典でよくくるパターンも紹介していきます。
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会社から香典をもらった!会社の香典名でよくあるパターン
会社から香典をもらうパターンは大まかに分けて3パターンです。この3パターンの中から判断します。
香典が会社名義の場合
まず香典が会社名義だった場合です。自分が所属している会社名に代表取締役社長といった文言が書いてあった場合、香典返しは不要です。
もし会社に所属している場合は、香典をもらうパターンとしては、一番多いです。
祖父の葬儀をあげたときはこのパターンでした。故人との関係は全くないのになぜ香典と当時は不思議な感覚がしました。やらなくてもいいのではと思いますが理由については後述します。
香典が個人名の場合
香典が個人名と住所が書かれている場合です。個人として香典を出している場合には、香典返しが必要です。
会社の所属先で個人での香典返しは、よっぽど信頼されているか、仲がいい場合にしかありません。会社の慣習で個人的にするのは任意ですが、大半は個人で香典をだすよりかは連名や一同でされている場合があります。
香典に一同や有志、連名で書かれている場合
香典に一同や有志、連名で書かれている場合は、香典返しは必要です。具体的な渡し方については後述しますが、他の香典返しとは違い特殊になってきます。
例えば、一同と書いてある場合、多くが会社の部署やチームで仕事をしている人からです。個人で出し合っているケースがほとんどなのでお返しは必要です。
なぜ会社名義だと香典返しがいらないのか
会社名義だと香典返しがいらない理由が気になります。本当にしなくていいのかも迷いますね。しかし香典返しは不要であるという理由が定められています。
就業規則に載っているから
実は、香典に関して会社から支給しなければいけないといった法律はありません。法律にはないのに、なぜ会社から香典が支給されるのかです。
理由は、就業規則に明記してあるからです。就業規則だなんてしばらく読んでいない人のほうが大勢だとは思いますが、会社の決まりとして香典を出しています。
就業規則には、香典の金額も明記されているので時間があるときに確認しておくとをおすすめします。
香典が個人名の場合の対応
香典が明らかに会社の人ですが、個人名の場合はどうすればいいのでしょうか。忌引き後会社で合うしそのときに渡してしまえばいいのではと一瞬頭がよぎりますが、実はそれではマナー違反となってしまいます。
渡し方、お品物は他の人と同じように忌明けに宅配で送る
個人で香典が届いている時は、渡し方も他の人同様、忌明けに届くようにしておくと問題ありません。
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むしろ会社に直接持っていくと中には、あの人だけなんでもらっているの?といった事態にもなりかねませんので、個人で頂いた場合は、他の方と同じようにすればマナー違反でもありません。
会社のこととなるといろいろややこしくなるお気持ちはよくわかります。
連名や有志や香典をもらっていない場合の対応
最後に連名や有志でもらっいる場合の対応です。でも気になるのが香典をもらっていないときの対応です。一体どういうことでしょう?
会社からも有志としてももらっていないのに対応なんて必要だと思うかもしれません。ただどうしてもらってもいないのに対応するのか理解しておくと今後の会社の人間関係にも影響してきます。
渡し方は忌引き後に人数分のお菓子をもっていく
忌引き後に人数分のお菓子を持っていきます。
連名にしろ有志にしろ、もらっていないにしろ、会社に所属している以上は、緊急を要して抜けているわけです。その分の仕事は他の誰かが余分に負担してもらっています。
香典返しの意味合いよりか、忙しくさせて申し訳ないありがとうの気持ちを持って渡すに近い感覚です。表向きは香典返しとなります。
価格は他の人同様半返し程度でOK
お菓子を持っていくときの価格帯です。あらかじめ有志等で頂いている場合は、他の香典返し同様半値返しで問題ありません。有志から1万円頂いている場合は、人数総計で5千円のお菓子を持っていきます。
もらっていない場合は、人数総計で千円から2千円程度のお菓子を持っていきましょう。
のしと挨拶状は入れておく
表向きは、香典返しなので、のしと挨拶状は忘れずに入れておきましょう。よくあることなんですが、形としてはなにか他の従業員の方もわからないと思います。
のしと挨拶状は他の方と同じ分でも構いませんし、間に合わない場合は自分で作る必要が出てきます。会社にお返しする香典返しは、志と名前だけで十分です。
会社の香典でどうしても判断がつかない場合の対応
中には、会社の香典をもらったけどどうしていいか判断がつかない場合もあります。一般的な事例を紹介してきましたが、特殊なケースももちろんあります。
会社に所属している人は冠婚葬祭が必ずあります。会社から香典が出ていないし、お菓子を配っているところも見たことがないといった場合どうすればいいのでしょうか。
会社の慣習もあるので所属している人か総務部の人に確認
会社の就業規則もありますが、会社として慣例としてやっているところもあるので所属している部署に聞いてみるのが一番です。質問するときに【香典返しですが、他の皆さんはどうしているのか?】と聞くと答えやすくなります。
それでも明らかにならない場合は、所属している会社の総務部に聞くとはっきりします。慣例で中止しているのでと言われたら返しは不要ですし、所属している部門の人はこうしてると答えてくれたら、言われたとおりにしていると変な人とは思われません。
まとめ
- 福利厚生がある場合会社名義で香典をいただく
- 会社名義だと香典返しは不要だが、個人名義、一同、同士、有志等は香典返しが必要
- 香典をもらっていなくても迷惑をかけたという気持ちでお菓子を持っていくのがマナー
- 判別がつなかいときには、同じ部署の人か総務部に慣例を聞く
実際会社から香典をいただいたときは、総務部に聞きに行きました。親切に香典返しは不要と言われたので気が楽でした。ただ、同じ部署内の人には特に持っていくことはしなかったので、社会人としては失敗したなと後悔しています。
チームで仕事をしていることを念頭にいれると、香典返しはもらっていなくても部署内の人だけにはやっておいたほうが無難です。
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