
スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』で、謎めいた美しい少年ハクの声を聞いて「この声優さんは誰だろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
あの透明感のある高い声質と、千尋を支える頼もしさを兼ね備えた演技は、多くの観客の心に深く残っていますよね。
この記事では、ハク役を演じた声優についての基本情報から、抜擢された経緯、当時の貴重なエピソード、そして現在の活動まで詳しくお伝えします。
ハクの声優は入野自由さん

『千と千尋の神隠し』でハク役を演じた声優は入野自由(いりのみゆ)さんです。
1988年2月19日生まれで、当時わずか13歳頃という若さでこの重要な役に抜擢されました。
現在も声優・俳優・歌手として多方面で活躍しており、この作品がキャリアの大きな転機となったことで知られています。
なぜ13歳の入野自由さんが選ばれたのか

劇団ひまわりでの経歴
入野自由さんがハク役に抜擢された背景には、幼少期からの豊富な演技経験がありました。
4歳で劇団ひまわりに入団し、1995年にTVアニメ『逮捕しちゃうぞ』で声優としてデビューを果たしていました。
つまり、『千と千尋の神隠し』の時点で既に6年間の声優経験を積んでいたのです。
オーディション合格の経緯
2001年の本作でハク役のオーディションに合格した入野さんですが、この時期は声変わりの真っ最中だったとされています。
しかし、その時期特有の透明感のある高い声質が、神秘的で美しいハクのキャラクターにぴったりとマッチしていました。
スタジオジブリの制作陣も、この声質の魅力に注目し、大抜擢に踏み切ったのでしょうね。
体当たりでの演技
声変わり期という不安定な状況の中、入野さんは体当たりでハク役を演じ切りました。
千尋を支える謎の少年という複雑な役柄を、子役時代の持ち味である高く爽やかな声で表現したのです。
ハク役にまつわる貴重なエピソード
声の再現の難しさ
興味深いことに、入野自由さん本人が現在はハクの高い声質を再現しにくいと語っています。
これは声変わりを完了した現在、当時の少年らしい高い声を出すのが困難になったためです。
まさにあの時期だからこそ生まれた奇跡の声だったと言えるでしょう。
最初の代表作となった意味
『千と千尋の神隠し』は日本歴代興行収入第2位を記録した大ヒット作品で、入野さんにとって最初の代表作となりました。
この作品でメインキャラクターを演じたことで、声優としての活動が本格化したのです。
スタジオジブリとの継続的な関係
ハク役をきっかけに、入野さんはスタジオジブリ作品に複数出演することになりました。
- 『ゲド戦記』:ハジア売り役
- 『コクリコ坂から』:小野寺善雄役
これらの作品でも印象的な演技を見せています。
ファンの声と現在の活動
SNSでのファンの反応
SNSでは「ハクの声が忘れられない」「入野自由さんの代表作はやっぱりハク」という声が多数見られます。
特に作品が再放送される度に、「あの美しい声の正体を知りたい」という新たなファンからの投稿も増えているようです。
本人の振り返りコメント
2023年頃のインタビューで入野さんは、「どこに行っても聞かれるのが嫌だった」と振り返りつつも、現在は喜びを語っています。
長年にわたって愛され続けている作品に関われた幸せを実感されているようですね。
現在の多彩な活動
2025年現在も、入野自由さんは精力的に活動を続けています。
- アニメ:『ハイキュー!!』菅原孝支役、『おそ松さん』松野トド松役など
- 吹き替え:ティモシー・シャラメの吹き替えを多数担当
- 最近の出演:『デデデデ 後章』大葉圭太役など
多言語発音スキルも活用し、声優・俳優・歌手として多方面で才能を発揮されています。
所属事務所と活動拠点
現在はジャンクションに所属(2006年移籍)し、アニメ・吹き替えを中心とした活動を展開しています。
まとめ:ハクの声優入野自由さんの魅力
『千と千尋の神隠し』のハク役声優は入野自由さんで、当時13歳という若さで大抜擢されました。
声変わり期特有の透明感ある声質がハクのキャラクターと見事にマッチし、多くの観客の心に残る演技となったのです。
この役をきっかけに声優として本格的なキャリアをスタートさせ、現在も多方面で活躍を続けています。
あの美しいハクの声は、まさにその時期だからこそ生まれた奇跡の声だったと言えるでしょう。
『千と千尋の神隠し』を改めて観る機会があれば、ぜひハクの声にも注目して楽しんでみてくださいね。
入野自由さんの他の作品もチェックすることで、声優としての成長や多彩な演技力を感じることができるはずです。