
スタジオジブリの名作『となりのトトロ』を見たことがある方なら、あの心地よいメロディーを一度は耳にしたことがあるはずですよね。
「さんぽ」や「となりのトトロ」といった名曲を歌っているのが井上あずみさんです。
でも、なぜ彼女が選ばれたのか、どんな経歴を持っているのか、気になりませんか?
この記事では、井上あずみさんと『となりのトトロ』の関係について、彼女の歌手としての歩みから現在の活動まで、詳しくご紹介していきますね。
井上あずみさんは『となりのトトロ』の主題歌を歌った歌手

井上あずみさんは、1988年公開の映画『となりのトトロ』でオープニングテーマ「さんぽ」とエンディングテーマ「となりのトトロ」を歌唱した歌手です。
彼女はこれらの主題歌に加えて、挿入歌「まいご」「おかあさん」も担当しており、『となりのトトロ』の音楽を語る上で欠かせない存在となっています。
宮崎駿監督自らが作詞し、久石譲さんが作曲したこれらの楽曲は、映画の世界観を音楽で表現する重要な役割を果たしているんですよ。
なぜ井上あずみさんが選ばれたのか
『天空の城ラピュタ』での実績が評価された
井上あずみさんが『となりのトトロ』に起用された背景には、前作『天空の城ラピュタ』での活躍があります。
1986年、彼女は『ラピュタ』の主題歌「君をのせて」を歌唱し、その透明感のある歌声が高く評価されました。
このときの評価が、宮崎駿監督の心に強く残っていたんですね。
自ら次回作への参加を希望した積極性
実は井上あずみさん、『ラピュタ』の後に宮崎監督に対して「次は最初から関わりたい」と自ら意思を伝えていたそうです。
この積極的な姿勢が監督の心を動かし、『となりのトトロ』の制作段階から絵コンテを見せてもらえるという特別な機会を得ました。
作品への深い理解と愛情が、歌声にも反映されることを監督は期待していたのでしょう。
オーディションで合格した実力
もちろん、過去の実績だけで選ばれたわけではありません。
井上あずみさんは宮崎駿監督の依頼でオーディションを受け、見事に合格を勝ち取りました。
子どもたちの冒険心や純粋さを表現できる歌声、そして作品の世界観に寄り添える表現力が評価されたんですね。
透明感と温かみを兼ね備えた歌声
井上あずみさんの歌声の最大の魅力は、透明感がありながらも温かみを感じさせる独特の質感にあります。
田舎の風景や姉妹の絆、そして不思議な生き物トトロとの出会いを描いた『となりのトトロ』には、まさにぴったりの声質でした。
優しさと力強さを両立させた彼女の歌声が、作品に命を吹き込んだと言えるでしょう。
井上あずみさんの経歴とジブリ作品との関わり
アイドル歌手としてのデビュー
井上あずみさんは1965年2月10日、石川県で生まれました。
1983年に「井上杏美」という名前でアイドル歌手としてデビューしたのが、彼女の音楽キャリアのスタートです。
当初はアイドルとしての活動でしたが、その後の転機が彼女の人生を大きく変えることになります。
『天空の城ラピュタ』で改名と注目
1986年、『天空の城ラピュタ』の主題歌「君をのせて」を歌唱する際に、「井上あずみ」に改名しました。
この楽曲が大ヒットし、アイドルから本格的な歌手へとイメージが変わっていきました。
ジブリ作品との出会いが、彼女の歌手人生における大きなターニングポイントとなったんですね。
『となりのトトロ』で4曲を担当
1988年の『となりのトトロ』では、以下の4曲を歌唱しました。
- オープニングテーマ「さんぽ」
- エンディングテーマ「となりのトトロ」
- 挿入歌「まいご」
- 挿入歌「おかあさん」
特に「さんぽ」と「となりのトトロ」は、映画を代表する楽曲として今でも多くの人に愛されています。
「トトロ トトロ」と繰り返すキャッチーな歌詞は、宮崎駿監督自身が作詞したものなんですよ。
『魔女の宅急便』でも活躍
井上あずみさんのジブリ作品への貢献は『となりのトトロ』だけではありません。
1989年の『魔女の宅急便』では、「めぐる季節」を含む5曲を担当しました。
ジブリ音楽の顔として、複数の作品で重要な役割を果たしてきたんですね。
『となりのトトロ』という作品について
映画の基本情報
『となりのトトロ』は1988年に公開された、宮崎駿監督・脚本によるスタジオジブリのアニメーション映画です。
音楽は久石譲さんが担当し、上映時間は約86分となっています。
現在ではジブリの代表作の一つとして、世界中で愛される作品になりました。
物語のあらすじ
田舎に引っ越してきた草壁サツキ(12歳)とメイ(4歳)の姉妹が、不思議な生き物トトロと出会う物語です。
入院している母親の病気、姉妹の絆、子どもたちの冒険心など、家族の愛と成長を温かく描いた作品として知られています。
ファンタジーでありながらも、日常の中にある小さな幸せを感じさせてくれる名作なんですよ。
主題歌が果たした役割
井上あずみさんが歌う「さんぽ」と「となりのトトロ」は、映画の象徴的な楽曲となりました。
「さんぽ」は明るく元気な曲調で、子どもたちの冒険への期待感を表現しています。
一方「となりのトトロ」は、作品全体を優しく包み込むような温かさがあり、エンディングにぴったりの楽曲です。
これらの楽曲なしには、『となりのトトロ』の魅力は語れないと言っても過言ではありません。
ファンやSNSでの反響
親子で楽しむ定番ソングとして定着
『となりのトトロ』の主題歌は、親から子へと受け継がれる定番ソングとなっています。
YouTubeなどの動画サイトでは、フルバージョンの歌を親子で一緒に歌っているというエピソードが多数見られます。
世代を超えて愛される理由は、シンプルで覚えやすいメロディーと心温まる歌詞にあるんですね。
カバー動画の多さが人気を証明
SNSや動画サイトでは、「さんぽ」や「となりのトトロ」のカバー動画が数多く投稿されています。
プロの歌手だけでなく、一般の方々も自分なりのアレンジで歌っており、曲の愛され具合がよくわかります。
子どもから大人まで、幅広い層に支持されている証拠と言えるでしょう。
井上あずみさんへの感謝の声
ファンの間では、井上あずみさんの歌声に対する感謝や賞賛の声が多く聞かれます。
「この歌声があったからこそ、トトロの世界がより魅力的になった」という意見や、「何度聴いても癒される」といった声がSNSで見られます。
また、2023年に彼女が脳出血で倒れ昏睡状態になった経験を語った際には、多くのファンが回復を喜び、エールを送っていました。
井上あずみさんの現在の活動
病気からの回復と音楽活動の継続
2023年、井上あずみさんは脳出血で倒れるという大変な経験をされました。
一時は昏睡状態に陥りましたが、懸命なリハビリと治療により回復され、現在も音楽活動を続けていらっしゃいます。
困難を乗り越えた強さが、多くのファンに勇気を与えているんですね。
最近の楽曲制作
井上あずみさんは、三重テレビの「エムっとくん」ダンステーマソングでボーカルを担当するなど、新しい楽曲制作にも取り組んでいます。
ジブリ作品の印象が強い彼女ですが、様々なジャンルで活躍の場を広げているんですよ。
娘さんも歌手として活動
井上あずみさんの娘さんである今尾侑夕さんも、歌手として活動されています。
母から娘へと音楽の才能が受け継がれており、音楽一家としての一面も持っているんですね。
まとめ:井上あずみさんは『となりのトトロ』に欠かせない存在
井上あずみさんは、『となりのトトロ』のオープニングテーマ「さんぽ」とエンディングテーマ「となりのトトロ」を歌唱した歌手です。
彼女が選ばれた理由は、前作『天空の城ラピュタ』での実績、自ら次回作への参加を希望した積極性、オーディションでの合格、そして透明感と温かみを兼ね備えた歌声にありました。
1983年にアイドル歌手としてデビューし、1986年の『ラピュタ』で注目を集め、『となりのトトロ』で4曲、『魔女の宅急便』で5曲を担当するなど、ジブリ音楽の顔として活躍してきました。
現在も音楽活動を続けており、親子で楽しめる楽曲を提供し続けています。
井上あずみさんの歌声なしには、『となりのトトロ』の魅力は完成しなかったと言えるでしょう。
もう一度『となりのトトロ』を楽しんでみませんか
この記事を読んで、井上あずみさんと『となりのトトロ』について詳しく知ることができましたね。
次に『となりのトトロ』を観るときは、ぜひ主題歌にも耳を傾けてみてください。
井上あずみさんの歌声に込められた想いや、宮崎駿監督の作詞への思いを感じながら観ると、また違った感動が味わえるはずです。
もし久しく観ていないなら、お子さんや家族と一緒に、あるいは一人でゆっくりと、『となりのトトロ』の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
きっと、あの優しい歌声が、あなたの心を温かく包んでくれますよ。