
『となりのトトロ』を見た多くの方が気になるのが、あの可愛い大中小のトトロたちにそれぞれ名前があるのかどうかですよね。
劇中では「トトロ」としか呼ばれていないため、個別の名前があるのか疑問に思うのは当然です。
実は、初期設定では大中小のトトロにはそれぞれ異なる名前が付けられていました。
この記事では、大中小トトロの名前や年齢、外見の違い、そして名前の由来について詳しくご紹介します。
トトロの知られざる設定を知ることで、あの名作をより深く楽しめるようになりますよ。
大中小トトロの名前は初期設定で決まっていた

結論から申し上げますと、大中小のトトロには初期設定で個別の名前が付けられていましたが、劇中では明かされていません。
大トトロの名前は「ミミンズク」、中トトロは「ズク」、小トトロは「ミン」とされていました。
ただし、これらは初期の企画段階での設定であり、映画本編では「トトロ」という総称のみが使われています。
そのため、公式には名前が明かされていないという認識が一般的ですね。
スタジオジブリの公式資料や初期設定資料には記載されているものの、宮崎駿監督があえて劇中では使用しなかったと考えられています。
なぜ大中小トトロにそれぞれ名前が付けられたのか
初期企画での詳細な設定作り
宮崎駿監督は作品を作る際、登場キャラクターの背景設定を非常に細かく作り込むことで知られています。
たとえ劇中で語られなくても、キャラクターの年齢や性格、名前などを設定することで、アニメーターたちがキャラクターの動きや表情をより深く理解できるようになります。
大中小トトロにそれぞれ名前が付けられたのも、このような制作上の理由からだと考えられますね。
実際、初期設定では年齢も細かく決められており、小トトロが109歳、中トトロが679歳、大トトロが1302歳(資料によっては3000年や1300歳とも)とされていました。
フクロウの「ミミズク」が名前の由来
「ミミンズク」「ズク」「ミン」という名前は、フクロウの一種である「ミミズク」から来ています。
トトロのデザインそのものがフクロウをモチーフにしているため、名前にもその要素が反映されたのですね。
大トトロの「ミミンズク」はフクロウの名称そのまま、中トトロの「ズク」はその略称、小トトロの「ミン」は耳(ミミ)からの連想と考えられています。
フクロウは森の守り神のような存在として古くから親しまれており、トトロのイメージにもぴったりですよね。
劇中で名前を使わなかった理由
初期設定で名前があったにもかかわらず、宮崎駿監督が劇中で使わなかったのには明確な意図があったと思われます。
「トトロ」という呼び名は、メイが大トトロの鳴き声を聞き間違えて付けた名前という設定になっています。
子どもが自分なりに理解して付けた名前だからこそ、物語に温かみと親しみやすさが生まれます。
「ミミンズク」「ズク」「ミン」という正式名称を使ってしまうと、その純粋な魅力が失われてしまうと判断されたのかもしれませんね。
また、三匹をまとめて「トトロ」と呼ぶことで、視聴者にとってもシンプルで覚えやすくなりました。
大中小トトロの具体的な違いと特徴
大トトロ(ミミンズク)の特徴
大トトロは、灰色の毛並みで身長約2メートルから2.56メートルという巨大な体を持つ、三匹の中で最も大きな存在です。
胸には特徴的な模様があり、塚森のオオクスの虚(うろ)で眠っています。
作中では、サツキとメイが植えた種を一晩で大木に成長させたり、ネコバスと共に空を飛んだりする不思議な力を持っています。
雨の夜のバス停でサツキと出会うシーンは、映画の中でも特に印象的な場面ですよね。
大トトロの性別は明示されていませんが、サツキに頰を赤らめる描写があることから、オスではないかと推測されています。
中トトロ(ズク)の特徴
中トトロは青色の毛並みで、身長は70センチから90センチ(主に80センチとされる)です。
木の実が入った袋を持ち歩いており、小トトロと一緒に行動することが多いです。
メイに追いかけられるシーンで初登場し、小トトロと共に森の中を走り回る姿が印象的ですね。
胸には大トトロと似た模様があり、三匹の中では中間的な存在として描かれています。
大トトロほど目立つ活躍はありませんが、小トトロと共にメイを不思議な世界へと導く重要な役割を果たしています。
小トトロ(ミン)の特徴
小トトロは白い毛並みで身長約40センチという、三匹の中で最も小さな存在です。
半透明になって姿を消すことができるという特殊能力を持っており、オカリナのような楽器を吹いている姿が描かれています。
メイが最初に出会うトトロでもあり、物語の始まりを作る重要なキャラクターと言えますね。
その小さくて可愛らしい姿から、多くのファンに愛されています。
透明になれる能力は、森の精霊としての神秘性を表現しているのかもしれません。
トトロに関する興味深い設定や考察
トトロの年齢設定から見える関係性
初期設定では、小トトロが109歳、中トトロが679歳、大トトロが1302歳という具体的な年齢が設定されていました。
この年齢差から、三匹は成長段階が異なる同種の生き物ではないかという解釈があります。
人間で例えるなら、小トトロが子ども、中トトロが青年、大トトロが大人といった関係性ですね。
また、末っ子・次男・長男のような兄弟関係や、親子のような関係とも解釈できます。
ただし、これらは公式に明言されておらず、あくまでファンの間での考察にとどまっています。
「トトロ」という名前の由来
作中でメイがトトロと名付けるシーンがありますが、実はこの名前には面白いエピソードがあります。
メイは大トトロの「まだ眠たいよ~」という鳴き声を「トトロ」と聞き間違えて、その名前で呼ぶようになりました。
しかし、元々「トトロ」という名前は、宮崎駿監督の知人の少女が「所沢」を「ととろざわ」と発音したことがきっかけで生まれたとされています。
このような偶然から生まれた名前が、今では世界中で愛される存在になっているのは素敵なことですよね。
『もののけ姫』のコダマとの関連性
宮崎駿監督の別作品『もののけ姫』に登場するコダマという白い精霊がいますが、このコダマが成長するとトトロになるという説があります。
特に小トトロの白い姿はコダマと似ており、森の精霊という共通点もありますね。
公式に明言はされていませんが、ジブリファンの間では広く知られている関連性として語られています。
森を守る精霊という存在が、時代を超えて描かれていると考えると、作品の世界観がより深く感じられますね。
SNSでの反応と考察
SNSでは、トトロの名前について多くの意見や考察が投稿されています。
「トトロに個別の名前があったなんて知らなかった!」という驚きの声や、「ミミンズクっていう名前が可愛すぎる」といった感想が見られますね。
また、「劇中で名前を使わなかったのは正解だと思う。トトロのままが親しみやすい」という意見も多数あります。
ファンの間では「大中小どのトトロが一番好きか」という話題も盛り上がっており、それぞれに魅力があることが分かりますね。
特に小トトロの可愛らしさに心を奪われる人が多く、グッズの人気も高いようです。
公式設定と二次創作の境界
トトロに関する情報を調べると、公式設定と二次創作やファンの考察が混在していることがあります。
「ミミンズク」「ズク」「ミン」という名前は初期設定資料に記載されているため信頼度の高い情報と言えます。
一方、トトロの性別や三匹の関係性については、公式には明言されていない部分が多いですね。
スタジオジブリの公式Wikiなどで確認できる情報を基準にすることが大切です。
ファンそれぞれが自由に解釈できる余地があるのも、トトロという作品の魅力の一つかもしれませんね。
まとめ:トトロの名前は初期設定にあった
『となりのトトロ』に登場する大中小のトトロには、初期設定でそれぞれ「ミミンズク」「ズク」「ミン」という名前が付けられていました。
しかし、劇中ではあえてこれらの名前は使われず、メイが付けた「トトロ」という呼び名で統一されています。
大トトロは灰色で約2メートル以上、中トトロは青色で約80センチ、小トトロは白色で約40センチと、それぞれ外見や大きさに明確な違いがあります。
年齢設定も細かく決められており、小トトロ109歳、中トトロ679歳、大トトロ1302歳という初期設定が存在していました。
これらの設定は公式資料に記載されているものの、映画本編では語られていないため、知らない方も多いかもしれませんね。
フクロウの「ミミズク」が名前の由来であり、森の守り神としての存在感を表しています。
トトロの世界をもっと楽しもう
大中小トトロの名前や設定を知ることで、『となりのトトロ』をより深く楽しめるようになりますね。
次に作品を見る時は、三匹それぞれの個性や特徴に注目してみてください。
小トトロがメイと出会うシーン、中トトロが木の実の袋を持っているシーン、大トトロがバス停で傘を受け取るシーンなど、それぞれの魅力が再発見できるはずです。
また、スタジオジブリの公式資料集や設定資料を読んでみるのもおすすめですよ。
映画だけでは分からない裏設定や制作秘話を知ることで、作品への愛着がさらに深まります。
何度見ても新しい発見があるのが、ジブリ作品の素晴らしいところですよね。
ぜひ、家族や友人と一緒に『となりのトトロ』を見返して、トトロたちの可愛らしい姿を改めて楽しんでくださいね。