トトロの森は埼玉の所沢で会える?

トトロの森は埼玉の所沢で会える?

映画『となりのトトロ』の舞台のモデルとなった「トトロの森」が、実は埼玉県所沢市を中心に実在することをご存知でしょうか。

東京と埼玉の境に広がる狭山丘陵の雑木林は、まさにトトロが住んでいそうな自然豊かな場所です。

でも、実際にどこにあるのか、どうやって行けばいいのか、何が見られるのか、わからないことも多いですよね。

この記事では、トトロの森の場所や行き方、見どころや楽しみ方まで、訪れる前に知っておきたい情報をすべてお伝えします。

自然保護の取り組みやボランティア活動についても詳しく紹介しますので、トトロの森をより深く理解できるはずです。

トトロの森は埼玉県所沢市を中心に48か所以上存在する自然保護区域

トトロの森は埼玉県所沢市を中心に48か所以上存在する自然保護区域

トトロの森は、埼玉県所沢市を中心とした狭山丘陵の雑木林で、現在48か所以上のトラスト地が点在している自然保護区域です。

これらは「トトロのふるさと基金」がナショナルトラスト活動により取得・保護している貴重な里山の自然で、希少な動植物の生息地として後世に残されています。

東京と埼玉にまたがる狭山丘陵の「緑の孤島」に位置し、それぞれに番号が振られた1号地、2号地といった形で管理されているんですね。

一般に開放されているエリアもあり、誰でも自由に散策できる場所として親しまれています。

ただし、トトロの銅像やモニュメントがあるわけではなく、自然そのものを楽しむ場所であることを理解しておく必要があります。

なぜ所沢の雑木林が「トトロの森」と呼ばれるようになったのか

宮崎駿監督との深い関わり

所沢の狭山丘陵が「トトロの森」と呼ばれるようになった背景には、宮崎駿監督と狭山丘陵の深い関わりがあります。

宮崎監督は映画『となりのトトロ』の制作にあたり、この狭山丘陵の自然をモデルにしたとされています。

クヌギやコナラの雑木林、小川や池、里山の風景など、映画に登場する自然の景色は、まさにこの地域の特徴そのものなんですね。

映画公開後、この美しい自然が開発の危機に瀕したとき、自然保護を願う人々の思いが「トトロのふるさと基金」の設立につながりました。

ナショナルトラスト活動による保護の仕組み

トトロの森が今も残されている理由は、ナショナルトラスト活動という市民による自然保護の取り組みにあります。

ナショナルトラストとは、寄付金で土地を買い取り、開発から守る活動のことです。

トトロのふるさと基金は、この方式を採用し、寄付を集めて少しずつ雑木林を取得してきました。

例えば2号地は、相続税対策で売却予定だった雑木林を基金と所沢市が協力して取得し、隣接する8ヘクタールを所沢市が約3億円で購入したという経緯があります。

このように、市民の寄付と行政の協力によって、貴重な自然が守られているのです。

里山の荒廃を防ぎ、いきもの豊かな環境を維持する目的

トトロの森を保護する目的は、単に景観を残すだけではありません。

里山は人の手が入ることで維持される特殊な生態系で、放置すると荒廃してしまいます。

定期的な下草刈りや間伐を行うことで、多様な植物が育ち、それを餌とする昆虫や鳥、小動物が集まる豊かな環境が保たれるんですね。

トトロの森では、希少な動植物の生息地としての価値が認められており、生物多様性を守る活動が続けられています。

こうした活動によって、都市近郊でありながら豊かな自然が残されているのです。

実際にトトロの森を訪れた人々の体験と見どころ

具体例①:2号地は所沢駅からアクセスしやすい代表的スポット

トトロの森の中でも特に訪れやすいのが2号地です。

所沢駅から西武園駅行きのバスに乗り、水天宮下駅で下車して徒歩約10分という好アクセスが魅力ですね。

2号地にはコナラやクヌギの木々に囲まれた遊歩道が整備されており、ベンチも設置されているので、ゆっくりと森林浴を楽しめます。

春には新緑、夏には木陰、秋にはどんぐり拾い、冬には葉を落とした木々の間から差し込む光と、四季折々の表情を見せてくれます。

訪れた人からは「都会の近くにこんな自然があるなんて驚いた」という声も聞かれるほど、豊かな自然を感じられる場所です。

具体例②:西武球場前駅から徒歩で巡るハイキングコース

もう少し本格的に自然を楽しみたい方には、西武球場前駅からのハイキングコースがおすすめです。

西武球場前駅から県道55号沿いに徒歩約18分で、トトロの森エリアに到着します。

道中の電柱には距離表示があるため、迷わずに歩けるのも安心ですね。

1号地周辺は狭山湖や柳瀬川に近く、ハイキングコースとして人気がありますが、階段や坂道があるため、動きやすい服装と靴が必須です。

鳩峰公園や荒畑富士といった周辺スポットと組み合わせて、1日かけて自然を満喫するプランも人気があります。

具体例③:「クロスケの家」は古民家を活用した活動拠点

トトロの森を訪れるなら、ぜひ立ち寄りたいのが「クロスケの家」です。

所沢市上山口2090-3にある古民家を活用した施設で、トトロのふるさと基金の活動拠点として機能しています。

入場料は500円(小学生以上)で、見学は予約制となっていますが、映画に登場する「まっくろくろすけ」の雰囲気を感じられる貴重な場所です。

古い日本家屋の佇まいは、まさにトトロの世界観そのもので、縁側に座って庭を眺めているだけでノスタルジックな気持ちになれます。

また、2026年1月18日には「トトロの森で何かし隊」という森の維持活動に参加できるボランティアの登録説明会も開催されており、より深く関わりたい人にはチャンスですね。

訪問者の評価:TripAdvisorでは5点満点中4点の高評価

実際にトトロの森を訪れた人々の評価は総じて高く、TripAdvisorのレビューでは5点満点中4点という評価を得ています。

「トトロのイメージに近い雰囲気が残されている」「都会の近くにこんな自然の遊歩道があるとは思わなかった」といった声が多く見られます。

一方で「トトロの像や看板があるわけではないので、そういったものを期待する人には物足りないかもしれない」という意見もありました。

つまり、キャラクターグッズやテーマパーク的な要素を求める場所ではなく、映画の舞台となった自然そのものを感じる場所として訪れるのが正解なんですね。

バリアフリーへの取り組みと車椅子での散策

トトロの森では、誰もが自然を楽しめるよう、バリアフリーへの取り組みも進められています。

実際に車椅子利用者が1号地や3号地を経由して狭山湖ルートを散策したレポートも公開されており、心のバリアフリーを推進する活動が行われています。

ただし、自然の地形を生かした場所であるため、急坂や未舗装路も多く、車椅子での散策には補助者のサポートが推奨されています。

すべてのエリアが完全にバリアフリー化されているわけではありませんが、誰もが自然と触れ合える環境を目指す姿勢は高く評価されています。

トトロの森を訪れる際の注意点とマナー

立ち入り制限があるエリアも存在する

トトロの森は自然保護区域であるため、一部のエリアには立ち入り制限が設けられています。

これは希少な動植物を保護するため、また危険防止のための措置です。

48か所以上あるトラスト地のうち、一般開放されているのは限られたエリアのみで、立ち入り禁止の表示がある場所には絶対に入らないようにしましょう。

自然を守るためのルールですので、必ず守ってくださいね。

ゴミは持ち帰り、自然を大切にする心がけ

トトロの森には基本的にゴミ箱は設置されていません。

訪れた際には、飲食物の包装紙やペットボトルなど、すべてのゴミを必ず持ち帰ることがマナーです。

また、植物を採取したり、動物を捕まえたりすることも禁止されています。

「見るだけ、写真を撮るだけ」を基本に、自然に影響を与えない訪問を心がけましょう。

トトロのふるさと基金の公式サイトで最新情報を確認

トトロの森を訪れる前には、トトロのふるさと基金の公式サイト(totoro.or.jp)で最新情報を確認することをおすすめします。

イベント情報や立ち入り可能なエリア、注意事項など、訪問に必要な情報が更新されています。

特にクロスケの家は予約制ですので、事前に確認しておくと安心ですね。

まとめ:トトロの森は埼玉県所沢市で自然保護の心とともに楽しめる場所

トトロの森は、埼玉県所沢市を中心とした狭山丘陵に広がる48か所以上の自然保護区域です。

映画『となりのトトロ』の舞台モデルとなった雑木林は、トトロのふるさと基金によるナショナルトラスト活動で守られています。

代表的な2号地は所沢駅からアクセスしやすく、遊歩道やベンチが整備されているため、気軽に森林浴を楽しめます。

西武球場前駅からのハイキングコースや、古民家を活用した「クロスケの家」など、さまざまな楽しみ方ができるんですね。

訪れる際には、立ち入り制限エリアを守り、ゴミは持ち帰り、自然に影響を与えないマナーを心がけることが大切です。

トトロの森は、キャラクターグッズやモニュメントがある観光地ではなく、自然そのものを感じ、自然保護の大切さを学べる貴重な場所なのです。

あなたもトトロの森で自然と触れ合う体験を

トトロの森は、都心から電車で1時間程度でアクセスできる、身近な自然保護区域です。

週末のちょっとした散歩にも、本格的なハイキングにも対応できる魅力的な場所ですよね。

映画『となりのトトロ』を見て、あの世界観に憧れたことがある方なら、きっと心が癒される時間を過ごせるはずです。

まずはトトロのふるさと基金の公式サイトで最新情報をチェックして、訪問計画を立ててみてください。

もし自然保護活動に興味があれば、ボランティアに参加して、森を守る活動に関わってみるのもいいかもしれません。

トトロの森は、訪れる人すべてを優しく迎え入れてくれる、懐かしくて新しい場所です。

ぜひ一度、その自然の豊かさを体感しに出かけてみてくださいね。

キーワード: トトロの森 埼玉 所沢