
「となりのトトロ」を観ていると、あの緑豊かな里山の風景がどこにあるのか気になりますよね。
サツキとメイが引っ越してきた「松郷」という場所や、トトロが住んでいる森、お母さんが入院している七国山病院など、実在する場所なのか知りたくなります。
実は、トトロの舞台には具体的なモデルとなった場所があり、今でも訪れることができるんです。
この記事では、宮崎駿監督自身の発言や公式資料をもとに、トトロの舞台となった場所、モデルとなった風景や建物について詳しく解説していきます。
聖地巡礼を考えている方にも役立つ情報をお届けしますね。
トトロの舞台は埼玉県所沢市の狭山丘陵

「となりのトトロ」の舞台は、埼玉県所沢市の狭山丘陵、特に松郷地区とされています。
宮崎駿監督は2018年刊行の書籍『トトロが生まれたところ』で所沢を舞台として明記しており、監督の自宅周辺の風景が基盤となっているんです。
映画内でサツキとメイが引っ越してきた地名「松郷」は実在する地名で、現在は「トトロの森」として保全活動が行われています。
ただし、トトロの世界は一つの場所だけではなく、複数の場所の要素を合成して作られた架空の風景なんですね。
所沢を中心に、東京都東村山市の八国山緑地、多摩地区の聖蹟桜ヶ丘、さらには美術監督の故郷である秋田県の風景なども取り入れられているとされています。
時代設定は昭和28年(1953年)で、戦後復興期の田舎の里山生活が描かれています。
なぜ所沢が舞台になったのか?
宮崎駿監督の自宅があった場所
所沢がトトロの舞台となった最大の理由は、宮崎駿監督自身が所沢に住んでいたことにあります。
監督は制作当時、所沢周辺に自宅を構えており、日常的に目にしていた狭山丘陵の風景が作品のベースになったんですね。
毎日の散歩や通勤の中で見た雑木林、田んぼ、小川といった風景が、監督の心に深く刻まれていたのでしょう。
トトロの世界観は、監督が実際に体験した「身近な自然」を描きたいという思いから生まれました。
狭山丘陵の豊かな自然環境
狭山丘陵は、埼玉県と東京都にまたがる広大な緑地帯です。
東京都心から近い場所にありながら、豊かな自然が残る里山の風景が広がっており、トトロが住む森のイメージにぴったりだったんですね。
丘陵には雑木林、田んぼ、小川、池などが点在し、昭和の里山の風景を今でも感じることができます。
公益財団法人「トトロのふるさと基金」が中心となって、この狭山丘陵の自然を保全する活動が続けられているんです。
現在「トトロの森」として公開されているエリアは複数あり、ファンが訪れる聖地となっています。
昭和28年という時代設定の意味
トトロの物語は、宮崎駿監督が制作時に昭和28年(1953年)と想定した時代を舞台にしています。
この時代は戦後復興期にあたり、まだテレビが普及しておらず、電話もダイヤル式の黒電話という時代でした。
田舎には豊かな自然が残り、子どもたちが外で自由に遊び回れる環境があった時代なんですね。
監督自身の子ども時代の記憶や、理想とする子ども時代の風景を描きたいという思いが込められています。
昭和30年代という説も一部にありますが、監督の公式発言では昭和28年が正しい設定とされていますよ。
複数の場所を合成した理由
宮崎駿監督は「具体的な舞台を定めていない」とも述べており、これには明確な意図があります。
特定の場所を舞台にすると、その場所の固有性が強くなりすぎて、普遍的な「ふるさと」のイメージが損なわれる可能性があるからなんです。
所沢をベースにしながらも、他の場所の良い要素を取り入れることで、より多くの人が「自分のふるさと」として共感できる風景を作り上げたんですね。
八国山緑地の病院、聖蹟桜ヶ丘の川辺、秋田の田園風景など、それぞれの場所の魅力的な部分が融合されています。
トトロのモデルとなった具体的な場所
狭山丘陵の「トトロの森」(埼玉県所沢市)
狭山丘陵の中でも「トトロの森」と呼ばれるエリアが、最も直接的なモデル地とされています。
公益財団法人「トトロのふるさと基金」が保全活動を行っており、現在は複数の「トトロの森」が点在しているんです。
特に所沢市の松郷地区周辺は、映画に登場する「松郷」という地名そのものであり、ファンにとって特別な場所になっていますね。
ただし、開発が進んだため、映画で見たような昔ながらの田んぼや古い家屋は残っていません。
それでも雑木林や小道の雰囲気は、トトロの世界を感じさせてくれる場所として人気があります。
トトロの森を訪れる際は、自然保護エリアなのでマナーを守って散策することが大切ですよ。
八国山緑地と新山手病院(東京都東村山市)
映画に登場する「七国山病院」のモデルとされているのが、八国山緑地にある新山手病院です。
八国山緑地は所沢市と東村山市の境にあり、県境をまたぐ風景が描かれているんですね。
丘の上に建つ病院という立地や、周囲の緑豊かな環境が、映画の七国山病院のイメージと重なります。
サツキとメイがお母さんに会いに行くシーンで登場する、あの印象的な病院の雰囲気を実際に感じることができる場所なんです。
ただし、新山手病院は実際に稼働している医療施設ですので、見学の際は敷地に入らず、外観を遠くから眺めるなど配慮が必要ですよ。
聖蹟桜ヶ丘周辺(東京都多摩市)
聖蹟桜ヶ丘は、神田川流域の風景がトトロの一部のシーンに取り入れられたとされる場所です。
川辺の風景や橋のある風景など、トトロに登場する水辺のシーンのモデルになった可能性が指摘されています。
この地域は「耳をすませば」の舞台としても知られており、ジブリ作品ゆかりの地として多くのファンが訪れる場所になっていますね。
トトロの世界観を感じながら、多摩丘陵の美しい自然を楽しむことができます。
美術監督の故郷・秋田県
トトロの美術監督を務めた方の故郷である秋田県の田園風景も、作品に影響を与えたとされています。
広大な田んぼが広がる風景や、伝統的な日本家屋の雰囲気など、東北地方の農村風景の要素が取り入れられているんですね。
サツキとメイが住む古い家の内装や、周囲の田園風景には、秋田の里山のイメージが反映されていると言われています。
トトロの世界が持つ普遍的な「日本のふるさと」というイメージには、こうした東北の風景も貢献しているんです。
SNSでのファンの声と聖地巡礼の実態
「トトロの森を訪れました」という報告
SNSでは、実際に所沢のトトロの森を訪れたファンからの報告が数多く投稿されています。
「思っていたよりも開発が進んでいてびっくりした」という声もあれば、「それでも雑木林の雰囲気はトトロの世界そのもの」という感動の声も見られますね。
特に秋の紅葉シーズンや春の新緑の季節には、トトロの世界観を感じやすいと評判です。
「子どもの頃に観た映画の舞台に実際に来られて感動した」という投稿も多く、幅広い世代のファンが訪れていることがわかります。
写真付きの投稿では、木漏れ日が差し込む林道や、小川のある風景など、トトロが出てきそうな雰囲気が共有されていますよ。
「七国山病院のモデルを見つけた」という発見
八国山緑地と新山手病院を訪れたファンからは、「本当に映画のシーンそっくり」という驚きの声が上がっています。
丘の上に建つ白い病院の外観や、周囲の緑の風景が、映画で見た七国山病院のイメージと重なるんですね。
「サツキとメイがトウモロコシを持って走ったあの道を想像しながら歩いた」という声もあり、物語の世界に入り込む体験ができるようです。
ただし、「病院は現役の医療施設なので、マナーを守って見学しましょう」という注意喚起も多く見られます。
ファンの間では、敬意を持って聖地巡礼をすることの大切さが共有されていますね。
「複数の場所がモデルだと知って納得」という理解
トトロの舞台が一つの場所ではなく、複数の場所を合成したものだと知ったファンからは、「だから普遍的なふるさとの感じがするのか」という納得の声が聞かれます。
「自分の田舎にも似たような風景があって、それがトトロの魅力なんだと分かった」という気づきを共有する投稿も多いんです。
所沢だけでなく、東村山、多摩、秋田など、それぞれの場所の良さが組み合わさって、あの素晴らしい世界観が生まれたことへの感動が伝わってきますね。
「宮崎監督の創作手法の奥深さを知ることができた」という、作品への理解が深まったという声も見られます。
「保全活動を応援したい」という意識の高まり
トトロのふるさと基金による自然保護活動を知ったファンからは、「寄付で応援したい」という前向きな声が上がっています。
「トトロの森が開発で失われないように、自分にもできることをしたい」という意識の高まりが見られるんですね。
実際に基金のウェブサイトを訪れて寄付をしたり、ボランティア活動に参加したりするファンもいます。
SNSでは「トトロが教えてくれた自然の大切さを、次の世代にも伝えたい」というメッセージも共有されていますよ。
作品を愛するだけでなく、その舞台となった自然環境を守る行動につながっているのは、とても素敵なことですね。
「2026年現在も変わらず人気の聖地」という現状
2026年1月時点でも、トトロの舞台となった場所への聖地巡礼は根強い人気を保っています。
特に海外からのファンも増えており、「日本を訪れたらトトロの森に行くのが夢だった」という投稿も多く見られます。
新型コロナウイルスの影響で一時期は訪問が減少しましたが、現在は回復傾向にあり、週末には多くのファンが訪れているようですね。
「何度訪れても新しい発見がある」「季節ごとに違う表情を見せてくれる」という、リピーターの声も特徴的です。
トトロの舞台は、公開から約40年近く経った今でも、世代を超えて愛され続ける場所なんですね。
まとめ:トトロの舞台は所沢を中心とした複合的な風景
「となりのトトロ」の舞台は、埼玉県所沢市の狭山丘陵(特に松郷地区)を中心としています。
宮崎駿監督の自宅があった所沢周辺の風景が基盤となっており、2018年の公式書籍でも所沢が舞台として明記されているんですね。
ただし、トトロの世界は一つの場所だけではなく、以下のような複数の場所の要素が合成されて作られています。
- 埼玉県所沢市の狭山丘陵と松郷地区(主な舞台地)
- 東京都東村山市の八国山緑地と新山手病院(七国山病院のモデル)
- 東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘周辺(川辺の風景)
- 秋田県の田園風景(美術監督の故郷)
時代設定は昭和28年(1953年)で、戦後復興期の豊かな里山の風景が描かれています。
現在「トトロの森」として保全されている狭山丘陵は、公益財団法人「トトロのふるさと基金」によって守られており、ファンが訪れる聖地となっていますよ。
開発により当時の風景は失われつつありますが、それでも雑木林の雰囲気や自然の豊かさは今も感じることができるんです。
トトロの舞台を訪れてみませんか?
この記事を読んで、トトロの舞台となった場所に興味を持たれたのではないでしょうか。
実際にトトロの森を歩いたり、八国山緑地から七国山病院のモデルを眺めたりすることで、映画の世界がより身近に感じられるはずです。
所沢や東村山は都心からもアクセスしやすい場所にありますので、休日にふらっと訪れることもできますよ。
聖地巡礼の際は、自然保護エリアであることを忘れず、マナーを守って散策してくださいね。
また、トトロのふるさと基金のウェブサイトをチェックして、保全活動に参加したり寄付で応援したりすることも、トトロの世界を守る素敵な方法です。
子どもの頃に観た映画の舞台を実際に訪れることで、新たな感動と発見があるかもしれません。
トトロが教えてくれた自然の大切さを感じながら、あなたも「ふるさと」の風景に会いに出かけてみませんか?