かぐや姫の物語の海外の反応は?

かぐや姫の物語の海外の反応は?

高畑勲監督の遺作『かぐや姫の物語』は、公開から10年以上経った今でも国内外で高い評価を受け続けています。

日本のアニメファンの間では知名度が高いこの作品ですが、海外ではどのように受け止められているのか気になりますよね。

実は、興行収入では国内外であまり振るわなかった本作ですが、海外の映画批評家や映画ファンからは驚くほど高い評価を獲得しているんです。

本記事では、『かぐや姫の物語』の海外の反応について、批評サイトのスコア、海外メディアの評価、SNSでの声まで詳しくご紹介します。

高畑勲監督の芸術性がなぜ海外で絶賛されているのか、その理由も含めて解説していきますね。

海外の批評家から絶賛されている

海外の批評家から絶賛されている

『かぐや姫の物語』は、海外の映画批評家から極めて高い評価を受けています。

特に注目すべきは、世界最大級の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で100%のスコアを記録していることです。

これは、同サイトに登録された批評家のレビューがすべて肯定的評価だったことを意味します。

驚くべきことに、この数字は宮崎駿監督の代表作群を上回る評価なんですよ。

興行収入では海外でも大ヒットとは言えなかった本作ですが、映画の芸術性や表現力という観点では、海外の専門家たちが最高レベルの評価を与えているのです。

なぜ海外で高評価なのか

なぜ海外で高評価なのか

独特のビジュアル表現が評価された

海外で高い評価を受けた最大の理由は、独自のアニメーション表現にあります。

『かぐや姫の物語』は、水彩画のような柔らかいタッチと、まるで絵巻物が動き出したような映像美が特徴です。

このスタイルは、CGアニメーションが主流となった現代において、極めて新鮮で芸術的な試みとして海外の批評家に受け止められました。

制作には8年の歳月と50億円もの費用がかけられ、水彩画を手作業で塗るという「狂気の沙汰」とも称される完璧主義が貫かれています。

この徹底したこだわりが、海外の映画ファンや批評家の心を掴んだのですね。

普遍的なテーマが共感を呼んだ

『かぐや姫の物語』が描くのは、日本の古典文学『竹取物語』を原案とした物語です。

しかし、その中で描かれる自由への渇望、社会の制約との葛藤、人間の幸福とは何かといったテーマは、文化を超えて多くの人々の共感を呼びました。

特に、姫が都での生活に息苦しさを感じ、幼い頃の自由な田舎暮らしを懐かしむシーンは、現代社会を生きる世界中の人々の心に響いたとされています。

日本独自の物語でありながら、人間の本質的な悩みや喜びを描いたことが、海外でも高く評価された理由の一つです。

高畑勲監督の芸術性への再評価

高畑勲監督は、スタジオジブリの創設メンバーであり、宮崎駿監督と並ぶ日本アニメ界の巨匠です。

しかし、興行収入では宮崎作品に及ばず、国内外での知名度は相対的に低い状況でした。

『かぐや姫の物語』の公開後、海外の批評家たちは高畑監督の過去作品を改めて評価し始めました。

実際、Rotten Tomatoesのスコアランキングでは、高畑作品が上位を独占しています。

1位『かぐや姫の物語』(100%)、2位『おもひでぽろぽろ』(100%)、3位『火垂るの墓』(100%)という結果が、彼の芸術的評価の高さを物語っていますね。

海外映画祭での評価

『かぐや姫の物語』は、数々の海外映画祭で賞を受賞しています。

第87回アカデミー賞では長編アニメーション賞にノミネートされ、世界中のアニメーションファンから注目を集めました。

また、アヌシー国際アニメーション映画祭など、権威ある映画祭でも高い評価を受けています。

日本映画の海外賞受賞をセールスポイントとする風潮がある中、本作もその代表例として挙げられることが多いです。

こうした映画祭での評価が、海外メディアや批評家の注目を集めるきっかけになったとされています。

具体的な海外の反応

Rotten Tomatoesでの批評家スコア100%

世界最大級の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、『かぐや姫の物語』が批評家スコア100%を獲得しています。

これは、登録された批評家のレビューがすべて「Fresh(新鮮=肯定的評価)」だったことを示す驚異的な数字です。

比較として、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』は97%、『となりのトトロ』は94%、『もののけ姫』は92%となっています。

興行収入では宮崎作品に大きく及ばない『かぐや姫の物語』ですが、批評家からの評価では最高レベルに位置しているんですね。

このギャップは、商業的成功と芸術的評価の違いを示す好例と言えるでしょう。

海外メディアのレビュー

海外の主要メディアも、『かぐや姫の物語』に対して絶賛のレビューを寄せています。

英国の映画雑誌「Empire」は、「視覚的に息をのむような美しさ」と評価しました。

アメリカの映画サイト「IndieWire」は、「高畑勲の最高傑作であり、スタジオジブリ史上最も美しい作品の一つ」と称賛しています。

また、「The Guardian」紙は、「伝統的な日本美術とモダンなアニメーション技術の完璧な融合」と評しました。

多くのレビューで共通しているのは、ビジュアル表現の革新性と物語の深さへの賞賛ですね。

SNSでの反応

海外のSNSでも、『かぐや姫の物語』を観た人々から多くの反応が寄せられています。

Twitterでは「涙が止まらなかった」「人生で観た最も美しいアニメ」といった感動の声が多く見られます。

Redditのアニメコミュニティでは、「最初は絵柄が独特で戸惑ったけど、観終わった後は完全に魅了された」という意見も目立ちますね。

また、「なぜこの作品がもっと有名じゃないのか理解できない」「隠れた名作」といった、商業的成功と芸術的価値のギャップを指摘する声も多数あります。

特に、ラストシーンの美しさと切なさについて語るファンが多く、エモーショナルな作品として記憶に残っている人が多いようです。

アニメファンコミュニティでの評価

海外のアニメファンコミュニティでも、『かぐや姫の物語』は特別な位置を占めています。

人気アニメレビューサイト「MyAnimeList」では、8点台の高評価を獲得しています。

ユーザーレビューでは、「芸術作品としてのアニメの可能性を示した」「商業主義に流されない真のアート」といった評価が見られます。

ただし、「ペースが遅い」「エンターテインメント性は低い」といった意見もあり、万人受けする作品ではないという認識も共有されていますね。

それでも、「観る価値のある芸術的傑作」として、多くのアニメファンから推薦されている作品です。

YouTubeでのリアクション動画

YouTubeには、海外のアニメファンが『かぐや姫の物語』を初めて観たリアクション動画が多数アップロードされています。

これらの動画では、独特の絵柄に最初は驚きながらも、物語が進むにつれて引き込まれていく様子が見られます。

特に、かぐや姫が感情を爆発させて疾走するシーンや、天人が迎えに来るクライマックスシーンでは、多くのリアクターが涙を流しています。

コメント欄では、「スタジオジブリの中で最も過小評価されている作品」「もっと多くの人に観てほしい」といった声が目立ちますね。

こうしたリアクション動画を通じて、新たなファンが生まれ続けているのも本作の特徴です。

2026年の新たな動き

2026年1月には、日本で金曜ロードショーでの放送が告知され、SNSで話題となりました。

また、Netflixでは『超かぐや姫!』という新作アニメが2026年1月に配信開始され、オリジナル作品への関心も高まっています。

さらに、関連舞台の韓国公演も2026年1月から開催されるなど、『かぐや姫の物語』の影響力は今も続いています。

こうした動きは、海外でも注目を集めており、改めて本作を観直すファンも増えているようですね。

まとめ

『かぐや姫の物語』の海外の反応は、批評家から極めて高い評価を受けている一方で、一般観客への広がりは限定的という特徴があります。

Rotten Tomatoesでの100%スコアは、宮崎駿作品を上回る批評家評価の高さを示しています。

その理由は、独特のビジュアル表現、普遍的なテーマ、高畑勲監督の芸術性にあります。

海外メディアは「視覚的に息をのむような美しさ」と絶賛し、SNSでは「涙が止まらなかった」という感動の声が多く寄せられています。

興行収入では成功しなかったものの、芸術作品としての評価は世界中で非常に高いのが『かぐや姫の物語』の海外での反応ですね。

もしまだ『かぐや姫の物語』を観ていないなら、ぜひ一度ご覧になってみてください。

独特の絵柄に最初は戸惑うかもしれませんが、物語が進むにつれて、その美しさと深さに心を奪われるはずです。

海外の批評家たちが絶賛した理由を、あなた自身の目で確かめてみてくださいね。

きっと、アニメーションの新たな可能性と、人間の本質について考えるきっかけになるでしょう。

キーワード: かぐや姫の物語 海外の反応