かぐや姫の物語の漫画って何?

かぐや姫の物語の漫画って何?

日本最古の物語『竹取物語』を題材にした「かぐや姫の物語」に興味をお持ちの方の中には、漫画版があるのかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか。

高畑勲監督が手がけたスタジオジブリの映画『かぐや姫の物語』は、その美しい映像表現で多くの人々を魅了しましたよね。

この作品を漫画で楽しめたらいいなと思う方や、映画を見逃したけれど内容を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、「かぐや姫の物語」に関連する漫画作品について、フィルムコミック版から最新の関連作品まで、詳しくご紹介していきます。

かぐや姫の物語の漫画は主にフィルムコミック版

かぐや姫の物語の漫画は主にフィルムコミック版

「かぐや姫の物語」の漫画は、2013年公開のスタジオジブリ映画をコミック化したフィルムコミック版が代表的です。

高畑勲監督による映画『かぐや姫の物語』の全カット・全セリフを収録した上巻・下巻の全2巻が発売されています。

文春ジブリ文庫からも「シネマコミック かぐや姫の物語」として出版されており、映画の感動をそのまま漫画形式で楽しめる作品となっていますね。

また、最近では新しい解釈によるかぐや姫関連作品も登場しており、伝統的な物語が現代的にアレンジされた作品も注目を集めています。

なぜフィルムコミック版が主流なのか

なぜフィルムコミック版が主流なのか

映画の芸術性を保存する目的

高畑勲監督の『かぐや姫の物語』は、14年ぶりの長編アニメーション作品として制作されました。

この映画は水彩画のような独特な映像表現が特徴で、その美しい映像美を残すためにフィルムコミックという形式が選ばれたとされています。

フィルムコミックは映画のシーンをそのまま静止画として使用するため、高畑監督が丹念に作り上げた美術表現を損なうことなく、手元で何度でも鑑賞できるメリットがあります。

約137分という上映時間の作品を、自分のペースでじっくり味わえるのも大きな魅力ですね。

オリジナル漫画が少ない理由

『竹取物語』を原案としたオリジナル漫画が少ないのには、いくつかの理由があります。

まず、『竹取物語』自体が完成度の高い古典文学であることが挙げられます。

物語の構造や展開がすでに完璧に整っているため、それを漫画としてアレンジするよりも、原作の魅力をそのまま映像化する方が効果的だと考えられているのかもしれません。

また、スタジオジブリ作品という強力なブランド力があることも、独立したオリジナル漫画が生まれにくい要因の一つと言えるでしょう。

高畑勲監督の遺作としての価値

『かぐや姫の物語』は2018年に亡くなった高畑勲監督の遺作となった作品です。

この作品に込められた監督の思いや、地球に生まれた女性の人生、罪と罰を描いたテーマは、非常に深く重いものがあります。

フィルムコミック化することで、監督の演出意図や細部へのこだわりを後世に残すという意味でも、重要な役割を果たしていますね。

音楽を担当した久石譲氏の楽曲とともに、この作品は日本アニメーション史に残る名作として評価されています。

具体的な漫画作品とその特徴

フィルムコミック かぐや姫の物語(上・下巻)

最もスタンダードな「かぐや姫の物語」の漫画版が、このフィルムコミック版です。

全カット・全セリフを収録した完全版となっており、映画を見た人も見ていない人も楽しめる内容になっています。

上巻と下巻の全2巻構成で、映画のストーリーを最初から最後まで追うことができます。

映画の公開日である2013年11月23日以降に発売され、東宝配給によって広く流通しました。

書店や通販で購入可能で、ジブリファンならぜひ手元に置いておきたいコレクターズアイテムとしても人気がありますね。

文春ジブリ文庫 シネマコミック かぐや姫の物語

文春ジブリ文庫から出版されているシネマコミック版も、多くの読者に支持されています。

こちらは文庫サイズで持ち運びやすく、価格も手頃というメリットがあります。

かぐや姫の伝説をモチーフに、地球に生まれた女性の人生を描いた本作のストーリーを、コンパクトに楽しめる形式です。

電車の中や移動時間にも気軽に読めるサイズ感で、何度も読み返したくなる作品として重宝されていますね。

高畑監督の遺作をいつでもどこでも楽しめる形にしたこの版は、忙しい現代人にもぴったりの選択肢と言えるでしょう。

『月虫の姫ぎみ』-新しい解釈のかぐや姫

2026年には、かぐや姫の新しい解釈として注目される作品も登場しています。

児童文学作家・富安陽子と漫画家・五十嵐大介のタッグによる『月虫の姫ぎみ』は、大人向けのおとぎ話として話題を集めています。

富安陽子氏は2026年国際アンデルセン賞日本作家賞候補にもなっており、その実力は折り紙付きですね。

この作品では、月虫が地球に落ちて美しい姫に化けるという新しい視点からかぐや姫の物語が描かれています。

講談社から刊行されたこの絵本は、五十嵐大介氏の繊細な線画が最終シーンで特に注目されており、都内でパネル展なども企画されているとのことです。

関連作品:Netflixアニメ『超かぐや姫!』

漫画ではありませんが、かぐや姫に関連する最新作品として、2026年1月22日に世界独占配信されたNetflixアニメ映画『超かぐや姫!』も注目されています。

山下清悟監督の初長編作品となるこの作品は、近未来SF版のかぐや姫という斬新な設定が特徴です。

女子高生・酒寄彩葉とかぐやが、仮想空間『ツクヨミ』でライバー活動をするという現代的なアレンジがなされています。

追加キャストには内田雄馬さん、入野自由さん、松岡禎丞さんなど人気声優が名を連ねており、40mPによる書き下ろし楽曲も話題となっていますね。

今後、この作品がコミカライズされる可能性もあり、かぐや姫関連の漫画作品がさらに増えるかもしれません。

SNSやファンの声

フィルムコミックを絶賛する声

SNSでは、フィルムコミック版の『かぐや姫の物語』について多くの肯定的な意見が見られます。

「映画を見て感動したので、フィルムコミックを購入しました。何度も読み返して、新たな発見がありますね」という声が寄せられています。

映画の美しい映像をじっくり見られるのがフィルムコミックの魅力だという意見も多く、映画では見逃してしまった細かい表現を確認できる点が評価されています。

特に、高畑監督のこだわりが詰まった背景美術や、キャラクターの表情の変化を一コマ一コマ確認できることに価値を見出している読者が多いようですね。

オリジナル漫画を求める声

一方で、「フィルムコミックも良いけれど、かぐや姫をテーマにしたオリジナル漫画が読みたい」という要望もファンの間では聞かれます。

伝統的な竹取物語を現代的な漫画の表現技法で描き直した作品や、全く新しい視点からかぐや姫を描いた作品を期待する声があります。

「五十嵐大介さんの『月虫の姫ぎみ』のような、アーティスティックなかぐや姫の漫画がもっと読みたい」という意見も見られますね。

新しい解釈への期待

『超かぐや姫!』のような現代的なアレンジ作品に対しても、ファンの反応は概ね好意的です。

「VTuberとかぐや姫の組み合わせって斬新!漫画化してほしい」という声や、「古典をこういう形で蘇らせるのは面白い試みですね」という評価が寄せられています。

伝統と革新の融合という点で、かぐや姫という題材の可能性はまだまだ広がっていると言えるでしょう。

今後も様々な形でかぐや姫の物語が語り継がれ、新しい漫画作品が生まれる可能性は十分にありますね。

まとめ:かぐや姫の物語の漫画は多様な形で楽しめる

「かぐや姫の物語」の漫画は、主にスタジオジブリ映画のフィルムコミック版として存在しています。

上巻・下巻の全2巻で構成されたフィルムコミックや、文春ジブリ文庫から出版されているシネマコミック版が代表的な作品です。

これらは高畑勲監督の美しい映像表現を静止画として楽しめる貴重な作品となっており、映画ファンにとっては必携のアイテムと言えるでしょう。

また、五十嵐大介氏による『月虫の姫ぎみ』のような新解釈の作品や、Netflixの『超かぐや姫!』のような現代的アレンジ作品も登場しています。

純粋なオリジナル漫画は少ないものの、かぐや姫という題材は様々な形で現代に受け継がれ、新しい表現が生まれ続けていますね。

フィルムコミックで映画の感動を追体験するもよし、新しい解釈の作品で新鮮な驚きを味わうもよし、あなたの好みに合わせて「かぐや姫の物語」の漫画世界を楽しむことができます。

あなたもかぐや姫の世界へ

日本最古の物語『竹取物語』の魅力は、時代を超えて多くの人々の心を掴んできました。

まずは手に取りやすいフィルムコミック版から始めてみてはいかがでしょうか。

書店や通販サイトで気軽に購入できますし、図書館でも所蔵している場合がありますよ。

高畑勲監督が生涯をかけて描いた「かぐや姫」の世界を、ページをめくりながらゆっくりと味わってみてください。

映画を見た方は新たな発見を、まだ見ていない方は物語の感動を、漫画という形で体験できるはずです。

そして、『月虫の姫ぎみ』のような新しい解釈の作品にも触れることで、かぐや姫という物語の奥深さと可能性を感じることができるでしょう。

あなたも今日から、かぐや姫の漫画の世界へ飛び込んでみませんか。

キーワード: かぐや姫の物語 漫画