お通夜は、最近昔に比べて随分と時間が短くなりました。式自体は1時間程度で終わるようになっています。近所の案内板にも、通夜の時間をよく見ると大体が1時間程度です。
中には、お通夜でも5時間くらいかかったとか、すんなり1時間で終わったと人によってまちまちです。実際のところは、お通夜の終了タイミングは、ご自身が故人とどういう関係だったかによっても違ってきます。
また、一般葬の参列者か親族側でも時間が違ってきます。親族側の場合は、最低 でも5時間は見積もっておいた方がいいでしょう。今回は、お通夜の流れとかかる時間を紹介していきます。
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お通夜の全体スケジュール
では、早速お通夜の全体スケジュールを書いていきます。親族側は時間結構かかります。
通夜の開始時間帯は、17時か18時となっています。この時間帯は、一般参列者のサラリーマンでも仕事を終えて帰る時間帯ですよね。親戚の方がお仕事をしているときに、会社の就業規則ではお休みにならない場合があります。そういった方の配慮が優先されて、この時間帯がお通夜の常識となりました。実際、祖父のお葬式の場合、孫も社会人が多かったので遅めの18時開始にしました。特に甥は休みがもらえないので、遅め開始で故人とお別れできてよかったと話していました。
もし、通夜の開始時間に悩んでいれば、18時開始にしておくと無難です。17時に定時に設定している会社が多いためです。また葬儀場から仕事場が遠い場合もあるので、1時間ほど余裕を見積もっておくと、多くの方が参列できますよ。
お通夜での全体スケジュール
お通夜では、以下のことが主に行われます。仏教葬の場合です。
- 遺族、親族集合(式開始1時間前に集合、余裕を持って2時間前集合のほうがよい)
- 遺族、親族入場・着席
- 参列者入場・着席(式10分前までに。早すぎてもNG)
- 僧侶入場
- 通夜開始
- 僧侶の読経
- 遺族焼香(人数によって時間が変わる)
- 会葬者焼香(人数によって時間が変わる)
- 僧侶退場
- 通夜終了
- 通夜ぶるまい(1時間程度)
- 解散
ざっくりいうと、お通夜で大事なのは、焼香です。一般参列者は焼香が終わり、僧侶が退場すると終了です。
お通夜開始から、終了まで参列者の人数によって違いますが、大体1時間程度です。親族のあとは終了後、通夜ぶるまいで更に1時間程度見込んでおけば大丈夫です。
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最近の通夜は、時間指定で終わるスタイルのほうが多いです。参列者の負担が随分と少なくなったので、親族に声をかけられなければ、そのまま引き上げるのがマナーです。通夜ぶるまいの参加の声かけは、喪主かそれに近い方が行うといいでしょう。実際、祖父のお葬式では、喪主の父が参列者でも親戚に近い方に声をかけていました。
お通夜のスケジュール解説
続いて、お通夜で具体的に何をするのか解説していきます。
お通夜開始前
お通夜開始前は、主に親族側がお通夜の準備をする段階です。故人と近親の場合は少なくとも2時間前に来ておくことがベストです。最低でも1時間前に親族全員が揃わないと、お通夜が滞りなく行えなくなります。
お通夜開始前に、僧侶にも来てもらわないといけませんし、お通夜前に僧侶のもてなしも行います。
通夜には喪主だけだとしんどい部分もあるので、誰が何をするのか割り振りを決めておくことも重要です。最低でも香典の会計、参列者の誘導係は必要です。
祖父の通夜のときには、参列者の誘導をしていましたが、喪主が代わりにやると大変だったので大変助かったと感謝されました。
開始前にも喪主は多くの仕事をこなしているので、親族全員が協力するつもりでお通夜に望んだほうが助かることは事実です。
お通夜開始
お通夜が開始すると、焼香です。焼香は、基本親族側からスタートし、親族全員が焼香を終えると、次に参列者の焼香が始まります。
人数によって時間も大きく変わります。家族葬の場合だと焼香も30分程度で終わります。一般そうだと1時間程度は見込んでおいたほうがいいでしょう。
お通夜閉式
参列者・親族全員焼香をすると、読経が終わり、僧侶の話が始まります。
僧侶の話が終わるとお通夜が終わり、参列者はここでお別れとなります。親族は、このあとおよそ1時間程度通夜ぶるまいの軽食をいただきます。
一度、親戚のお通夜に出席したときには、通夜ぶるまいは遠慮しましたが、やはり関係が若干深かったことも有り、結局は参加させていただきました。
親族より通夜ぶるまいにお声がかかったら遠慮なく参加したほうがいいでしょう。
まとめ
通夜のスケジュールに関してお伝えしてきました。お通夜は、焼香だけですので、何だそんなにやることがないと思う人非常に多いんです。
しかし、参列したときにグダグダしたお通夜を見たことはありません。何故かと言うと、役割分担がきちんとなされているからです。また親族の協力ありきのものです。
多少は葬儀社からのアドバイスもいただけるので、参考にしましたが、最終的には親族一人ひとりの協力です。
喪主は、お通夜前から非常に忙しいので、親族はできることは一人ひとり役割分担が必須です。
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