姉妹・兄弟全員でお布施を連名にしたいと思いませんか?お寺さんに渡すお寺は兄弟姉妹全員でお布施として渡したいですよね。しかし、連名でお布施はあまり耳にしません。
特に葬儀のときのお布施は、喪主が代表としてお寺さんに渡すイメージがあるので、連名にする人はあまりいないのが現状です。ネットでも一人を前提として書き方、折り方、渡し方について説明しているところが大半です。
他にも以下のようなケースで連名にするかいなかで悩んでいます。
大切なご家族が亡くなったら… |
- 結婚はしていないが、水子供養としてお布施を出す場合
- 結婚して姉妹とも別姓になっているが両親がなくなった場合
いろんなケースがありますが、連名で感謝の意を伝えるときには、マナー違反になるのではと不安になる人もいます。今回は、この不安を払拭するために、連名におけるお布施の書き方を解説していきます。
お布施は連名でも構わない
結論から言うと、お布施で連名にしてお寺さんに渡す行為は、マナー違反ではありません。連名でも大丈夫です。
現に、Yahoo!知恵袋で住職が、連名でもいいのかの質問に対して以下のように回答しています。
大丈夫ですよ。ご安心ください
どのようなケースでも連名は問題ありません。現に、姉妹の場合双方が結婚していたら名前が変わってしまいます。その場合、親の葬儀に対するお布施は喪主も姉妹、お布施も姉妹連名で出すケースがあります。
葬儀・法事・法要のプロでもある住職に回答してもらえるとかなり心強いです。これから連名にする人は安心してくださいね。
お布施を連名で書くときのポイント
では、実際にお布施を連名にするときのポイントを紹介していきます。ポイントは2つあります。この2つさえ守っていれば、マナー違反と言われることもありません。
ポイント①表面には連名者の名前全員を書く
1つ目は、お布施の封筒の表面です。表面は、中袋がありでもなしでも共通事項です。お布施と書かれてあるなら名前だけで問題ありません。連名のときも名前をフルネームでかけば問題ありません。
結婚で別姓になっている場合も同様です。連名にする場合は、原則3名まで表面に名前を書きます。
4名以上で連名とする場合
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4名以上で連名ととしてお布施とする場合 、表面にに代表者の名前+外一同とします。 図にすると以下のようになります。
残りの連名者の名前は別途用紙を用意して書き、封筒と一緒に入れます。
ポイント②金額の記載について
2つ目は、金額です。金額は、中袋がある場合とない場合に分かれます。中袋がある場合、裏面はしようせず中袋の表面に金額を記載します。
中袋がない場合
中袋がない場合、一人で出すお布施と同じように裏面に金額を書きます。漢数字ではなく、用意に修正できないよう昔の漢字を使用します。詳細は、 STEPでわかるお寺に渡すお布施の入れ方・折り方・書き方のマナーを御覧ください。
中袋がある場合
中袋がある場合、上包の裏面には何も書かずに中袋の表面に金額を記載します。注意事項は、中袋がない場合と同じです。漢字の使い方に注意です。
連名で書いたときのお布施の渡し方
では、いよいよ連名でお布施を渡すときの行動についてです。連名になることによって違いはでてくるのでしょうか。まとめていきます。
葬儀や法事・法要の場合は喪主から渡す
葬儀や法事・法要といった場合は、喪主1人で渡します。葬儀では、喪主がお寺さんとのやり取りをメインで行うからです。急に喪主でもない人がお布施ですと言われても、お寺さんからするとどなたとなってしまいます。
お布施は必ず喪主から渡すことを頭に入れておいてください。
直接寺院に出向く場合は出向く人だけでいい
もし、法事や葬儀以外で、直接寺院に出向く場合、渡す人だけで問題ありません。寺院だと全員出向く必要があるのではと思う人もいますが、出向く人1名だけで十分感謝の意は伝わります。
まとめ
今回は、お布施を連名にするときのポイントをまとめてきました。基本的に連名でお布施を出すことはマナー違反ではありません。あまり事例がないだけです。
連名にする場合は、下記に注意してください。
- 表面には3名まで名前をフルネームで書く
- 3名以上の連名は、別途白無地の用紙を用意し、連名者のフルネームを記載
- 裏面には金額を記載
- 中袋がある場合は、中袋の表面に金額を記載
- お布施を渡すときは、喪主か寺院に出向く人1人で渡します
基本的な注意事項は、喪主がお布施に関して気をつけるポイントとあまり変わりません。
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