葬儀豆知識

もう悩まない!葬儀でお寺に渡すお布施の相場教えます【宗教別】

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葬儀の場面で、こんなお悩みありませんか?

「お寺さんが来るのにお布施にいくら包めばいいのか分からない」

多くの人が、葬儀で悩んでいるのがお布施の金額です。檀家であっても檀家でなくても常に悩ましい問題です。実際、檀家ですがお布施については常に頭を悩ましてました。長年のお付き合いがあるにもかかわらずです。お布施だけは本当にいくら包めばいいのかわからないのです。

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実際祖父の葬儀のときに、お寺さんに聞いてみました。

「お布施いくら包めばよろしいでしょうか」と。そしたら返ってきた返答は 『お気持ちで』 でした。そのお気持ちがわからないから聞いているのにと何度思ったことかです。檀家でもお布施の額については教えてくれません。

今回は、お布施についての悩みを払拭するために、具体的にいくら出せばいいのかまとめました。

宗教別!葬儀に必要なお布施の金額相場

日本では仏教を信仰している人が多いです。日本では大きく分けて5つの宗教があります。

  • 浄土宗
  • 浄土真宗
  • 臨済宗
  • 曹洞宗
  • 日蓮宗

実をいうと、お布施は、宗教によって金額が前後します。日本の葬儀ではお布施は一律の金額では設定されていません。だから常に悩ます問題になります。では、なぜ宗派によって違うのか気になりませんか?大きく金額が異なってくる要因は、戒名料です。戒名料がプラスされると金額が跳ね上がります。

実際にお布施の金額を宗教別に見ていきましょう。最近では読経料、戒名料とすべて込みの値段で提示されることが増えてきました。

浄土宗

浄土宗では、通夜・告別式のお布施は15万円から30万円程度です。更に戒名料で金額が大きく変動します。 浄土宗では俗名(生前の名前)で葬儀をあげることはせず、かならず戒名をつけてもらってから葬儀をあげます。

浄土宗の人は、お布施と聞いたら通夜・告別式にプラスして戒名料を合わせた金額を用意してください。最低でも通夜・告別式で15万円、戒名料で30万円として45万円は必要です。最近ではすべて込みの金額で提示されることが多いです。したがって割と高額な値段になります。

戒名料の金額については次にまとめています。

戒名料について

浄土宗の戒名は、位によって金額が違ってきます。戒名の位と金額は以下の通りです。

戒名の位 戒名料
信士・信女 30万円~40万円
居士・大姉 50万円~60万円
院居士・院大姉 70万円以上

戒名は、自分で選ぶのではなくお寺への貢献度、社会的地位によって決まります。よってはじめてお付き合いがある場合、貢献度が全く無いので、30万円からで問題ありません。もし、戒名料が相場以上の金額を要求された場合は、葬儀社に相談してください。

浄土真宗

日本で最も多い宗教が、浄土真宗です。浄土真宗は更に2つの宗派に分かれます。真宗西本願寺派と真宗大谷派です。 浄土真宗の両派とも、戒名は法名と呼ばれ基本的に法名単独でお金を取ることはありません。お布施がそのまま法名料となります。

また浄土真宗の法名の考え方は、死後平等に仏になるという考え方からお金を別途いただく考えには及びません。もし、別途請求された場合は、こちらも葬儀社との相談です。

真宗西本願寺派

真宗西本願寺派に属している場合、お布施は20万~30万程度になります。また、お布施は初七日法要も含めての金額です。他の宗教とは異なり法要は別として考えてはいません。一番良心的です。

真宗大谷派

真宗大谷派に属している場合、真宗西本願寺派と同じようにお布施は20万~30万程度になります。こちらも初七日法要込の金額です。 真宗大谷派は絶対に別途法名料を請求することはありません。法名の考え方に違反するからです。

臨済宗(天台宗)

臨済宗では、戒名に応じた額がそのままお布施に反映される形をとっています。臨済宗の宗派はかなり多く、現在確認されているだけで10以上はあります。相場も宗派によって異なるので一式にこの金額を出すことができません。詳細はお寺との相談になります。

目安としては、15万円から50万円の間です。上限の幅が広いので値段をお寺に直接聞いても問題ありません。また戒名は以下の通りです。

戒名料

戒名 金額
信士・信女 30~50万円
居士・大姉 50~80万円
院居士・院大姉 100万円以上

臨済宗の戒名は、お寺との関係性も関係してきます。普段から檀家としてお付き合いがある場合、戒名料は高額になる傾向があります。社会的地位ももちろん含まれますが、お寺との関係性が顕著に現れるののも特徴です。

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曹洞宗

曹洞宗は、どの宗教よりもお布施が一番高いとされています。まず葬儀のお布施だけで20万円から50万円の間が相場です。加えて臨済宗と同様、戒名料が必要になります。戒名と合わせると70万円、場合によっては100万円以上するといったケースも見受けられます。

戒名料

戒名 金額
信士・信女 30~50万円
居士・大姉 50~70万円
院信士・院信女 80万円以上
院居士・院大姉 100万円以上

戒名の金額は、臨済宗とほぼ同額です。曹洞宗では臨済宗ではない位『院信士・院信女』が設けられています。どの位も他の宗教に比べて若干高めとなっています。

日蓮宗

日蓮宗は、葬儀から初七日までをお布施として考えます。葬儀から初七日が終わるまでに読経の回数に応じてお布施が決まります。読経1回につき5万円となっているので、初七日までを計算すると大体20万円程度で収まります。

しかし、日蓮宗も浄土宗や臨済宗、曹洞宗と同様で別途戒名料を取ります。日蓮宗では戒名は法号と呼び名が変わります。

法号料

法号 相場
信士・信女 10~30万円
居士・大姉 30~50万円
院信士・院信女 50万円以上
院居士・院大姉 100万円以上

他の宗教と比べて、全体的に法号料が安めです。最低でも10万円からなので、合算しても30万円で葬儀のお布施が済みます

各宗教の葬儀でのお布施の相場は以上です。各宗教幅があるので所属している宗教宗派をまず知る必要があります。しかし、お布施は何も葬儀だけではありません。葬儀の他にもお布施とつくものは実はたくさんあります。他にかかるお布施の額について説明します。

葬儀の他にもお布施が必要な場面と相場金額

では、実際に葬儀の他にもお布施が必要な場面と相場金額についてです。お布施と聞くと葬儀が終わればもう関係がないと思っていませんか? 実はその考え違います。お布施は法事や法要、また檀家になってからも必要です。

月命日法要

まずは檀家になると、月に1度お坊さんが自宅に読経しにきます。これは直近で亡くなられた方の命日ごとに決められています。専門用語で月命日法要といいます。その都度お布施が必要です。目安は5000円程度です。実際、檀家として月命日にお布施を出していますが5000円です。少ないと言われたことはありません。

お盆や法事になると跳ね上がります。

法要・法事

初七日法要や四十九日法要、1周忌、3周忌、7周忌のことを主に指します。各宗教とも初七日法要は葬儀と同日に、四十九日法要は納骨と同時に行うことが増えてきました。

法要・法事は基本的に3万円から5万円の間です。また3周忌以降の法要は1万円から5万円の間になります。

初盆・盆

葬儀を終えてから8月15日は初盆となります。以降はお盆となります。このときにも僧侶が読経に来ますのでお礼としてお布施を出します。相場は5000円から1万円の間です。

お彼岸

お彼岸は春と秋にあります。お彼岸でお布施を出す場合には2通りのパターンがあります。

  • 個人法要にする
  • 合同法要にする

個人法要にする場合は、他の法要と同じく僧侶を自宅に招くので3万円から5万円と高額になってしまいます。が、合同法要にすると寺院で行われ他の方とも同じように法要がされるので、3000円から1万円の間になります。

まとめ

今回は、宗教別に葬儀をメインとしたお布施の相場について説明してきました。宗教によって金額が大きく異なり一律とは言えないのが現状です。主にお布施が高額になっている要因は、戒名です。戒名は、浄土真宗では法名になり曹洞宗では法号という呼び名に変わります。

戒名については、浄土真宗の場合不要なことがほとんどです。他の宗教とは戒名としての考え方が違います。

自身の宗教と宗派に合わせた額をお布施にしてください。またお布施は、葬儀の後も様々な行事で必要となります。

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